インプラントQ&A

インプラントQ&A

Q&A

Q.歯科の手術の手術時間、手術中の状態、術後の痛み、腫れについて教えてください。

手術時間

漫画の影響か、手術時間が短いほうが手術がうまいという風潮があり、歯科医自身も短時間の手術を誇示している場合があります。でも、これは非常に危険です。私自身も急げば単純な2~3本の埋入手術なら、15分以内で終わらせられるでしょうが、丁寧に切開し目で確認、頭で考え、一つ一つの処理を確実にしますので30分~60分かかりますし、それが普通です。
また、急ぐ手術は初歩的失敗をしがちです。当院ではサイナスリフトやGBR(3~4本分)という大幅な骨増成を行うことが多く、手術時間も3時間以上かかることもあります。でもご安心ください。術前に飲まれる麻酔前投薬の睡眠作用のため、半分寝ている間に手術が進みます。

手術中の状態

当院では全身麻酔はやりません。そもそもインプラントや骨再生の手術に全身麻酔をかけるほど、大げさなものではありませんし、部分麻酔のみで全く痛みはありません。2時間以上かかる手術だとたいていの患者様は寝てしまい、顎が動くとやりずらいので起こしながら手術しています。ドクターやスタッフは緊張の中で手術をしていますが、患者様は最初緊張していても寝てしまうのです。

術後の痛み、腫れ

  • 骨増成を伴わないインプラント埋入だけなら腫れ、痛みはほとんどありません。
  • サイナスリフトなど、大きく骨増成した場合は、歯肉に特殊な切開を入れるため、それなりに腫れます。青じみを作ることもあります。でもたいていは4~5日でしみは消えますので、ご安心ください。
    多くの患者様は縫合の多さに驚きますが、痛みの少なさに感激するようです。3時間近くかかる大掛かりな手術でも、たいていは痛み止めを2~3回のむだけで、手術した日だけの痛さですむことが多く、腫れを除けば日常生活に支障はありません。これは丁寧に確実に、そして組織にダメージを与えないように優しくソフトタッチで手術するからなのです。

Q.インプラント治療は誰でも受けられますか?

A.

年齢の上限はありませんが、成長期の若者はできません。歯周病の患者様は、初期治療を行い口腔内細菌を減らした後、インプラントします。
ブラッシングのできない患者様、ドクターとの信頼関係の築けていない患者様は当院では行っておりません。重度の糖尿病、狭心症、骨粗しょう症の患者様も残念ながらできません。他疾患を持っている患者様は必ずドクターに報告してください。

Q.治療期間はどれぐらいですか?

A.

骨の再生治療をする場合は約6ヶ月~1年かかります。オッセオインラグレーション(骨とインプラントの強固な結合)が確立して、仮歯が入るまで最低でも2~3ヶ月かかります。
極めて条件のよい骨状態でしたら即時に仮歯を作ることも可能です。

Q.1日で歯が入るというスピードインプラントはできますか?

A.

これは、骨とインプラントの機械的な摩擦のみで支えるのです。骨の条件がよければ可能です。しかし、機能的な位置に埋入するわけでもなく、初期固定を求めるため、かなり斜めにインプラントを埋入したりしますので、美しくないので、当院ではおすすめしません。いいものを作るためには、しっかりとした基礎を作らなければなりません。手間暇をかけ、しっかり骨再生を待った方がよいと思います。

Q.治療期間の間はどうなるのですか?

A.

当院ではテンポラリーインプラントといって治療期間の間持てば良いとの考えで、仮のインプラントも同時に埋入したりします。特に総義歯の場合は、その日から「入れ歯よさらば」も可能です。
不自由のないように治療計画を立てますので、どうぞご安心ください。

Q.手術室は必要ですか?

A.

当院は、手術室を持っていませんが、それが原因で感染した例は一例もありません。20年前はインプラント埋入手術は滅菌された手術室ですべきという考えでしたが、手術室と通常の診察台でのインプラント手術の成績は変わらないというのが現在の考えですし、またそのデータも出ております。
事実、最もインプラントが盛んなアメリカのニューヨーク大学などでは、通常の診察台で手術が行われております。そもそも口腔内は、どうやっても無菌にすることはできず、外科では口腔内は不潔域と捉えています。必要なことは、手術器具をきちんと滅菌する、信頼できるインプラントシステムを利用する、そして最も大事なことは、手術するお口の中をしっかりと清潔にしてもらうことです。
手術室の無菌を掲げている医院がありますが、開業医レベルではまず不可能です。利点は、スタッフが動き易い、器具を置き易いという、使い勝手のよさはあると思います。

Q.全身麻酔が必要ですか?

A.

難しい手術だと2~3時間かかる場合もありますが、部分麻酔のみです。インプラント手術は全身麻酔をかけるような大げさなものではありません。当院で手術を受ける患者様のほとんど(特に女性)は術中半分寝ています。顎が動くとやりづらいので、起こしながら手術をしています。もちろん痛みは全くありません。

Q.医院によってなぜこれだけインプラントの値段(20万~60万)が違うのですか?

A.

自費治療は、その医院が設定すれば上限、下限はありません。しかし技術を駆使して治療するのですから、正直、新卒でもできる保険医療よりも収入は報われるべきです。インプラントの原価はメーカーによってそれほど差はありません。内装の豪華な医院、やたらネットなどの宣伝の多い医院、スタッフの多い医院、 手術室のある医院は高いです。

Q.インプラント治療を受けたいのですが、保証がないと言われました。

A.

何故かよく理由を聞いて、納得しなければやめとく方が無難です。当院はかなり保証をしています。保証するには半年毎の検診が条件とも言いません。そもそも信頼関係を結べそうもない人、ハブラシをしない人は、自費治療をやるべきではないというのが当院の考えです。お口に時間も金額も費やした患者様は、快適な状態を続けようとハブラシも一生懸命しますし検診も来られます。

Q.入院の必要はありませんか?

A.

今まで一度もありません。たいていの患者様は縫合の多さに驚かれますが、痛みと腫れが思ったほどないこと、痛み止めを2~3回飲むだけで済むことに驚きます。痛みと腫れのコントロールは多少時間がかかっても、1つ1つの処理を、丁寧にきちんとすることなのです。

Q.上の奥歯にインプラントを入れたいが「骨がないのでできない」と言われました。本当でしょうか?

A.

違います。サイナスリフトという上顎洞に骨増生する手術によって解決します。ただし鼻疾患の方は、上顎洞内感染が疑われますので、耳鼻科で完治してから、ということになります。

Q.骨がないため、幅の広い短いインプラント(6mm以下)にすると言われました。大丈夫ですか?

A.

奥歯に骨の高さがないのを解決すると言った触れ込みで、幅があって、高さは短いショートインプラントを出すメーカーが増えてきています。しかし、予知性はどうなのでしょう。インプラントの予知性は幅よりも長さに比例します。また失敗したら、リカバリーがしにくいのが欠点です。回りの骨はすべて溶け、骨再生も難しくなりますので当院ではやっておりません。