骨の再生治療~GBR法~

骨の再生治療~GBR法~

上顎の前歯(ほぼ100%患者様に骨再生が必要)

上顎の前歯

インプラント埋入のための骨幅がないため、予知性の高いインプラント治療をするには、ほぼ100%骨再生が必要となります。


リッジエキスパンジョン(オステオトーム)

リッジエキスパンジョン(オステオトーム)

上顎の骨はもろく、骨圧縮する必要があります。
細い棒から順次太い棒に差し替えていき、インプラントが入るスペースを作ります。
しかし、リッジエキスパンジョンだけでは不十分で、骨再生は必ず必要になります。


抜歯即時埋入

歯を抜くと同時にインプラントを埋入することで、術式も簡単、治療期間も短くなります。
だからといって、すばらしいというわけではありません。適用範囲が非常に限られており、しかも予知性は低く、近年アメリカのインプラント失敗例はこれに集中し、禁忌になりつつあります。

何故ならば、抜歯される歯は、骨内が菌で汚染されている可能性が高いことと、また、生体の機能で破骨細胞という、骨を破壊する細胞が集まっている可能性が高いため、たとえうまくいったとしても、インプラントの周りの骨が吸収されていく場合が多いのです。

上顎の奥歯(ほぼ70%以上の患者様に骨再生が必要)

サイナスリフト

サイナスリフト

上顎の奥歯には、上顎洞という空洞が近いため、高さが不足している場合があります。

しかも、機能的にかなりの咬合圧がかかるので、十分な太さ、高さのインプラントを必要とします。
たいてい、空洞の中に骨を再生させます。
当院では、より確実、より安全のために、非常に高度なテクニックを必要としますが、サイナスリフトといって、横から10mm四方の穴をあけ、上顎洞にくっついている薄く破れやすいシュナイダー膜を挙上し、骨とシュナイダー膜の間に、自家骨や人工骨を入れる方法をとります。
これの利点は目で確認できるところ。外科の基本が全うできます。また、骨幅が不足しているようなら、横にも同時に骨増成が可能です。サイナスリフトなら、20mm以上、十分な高さを増やすことができるのです。


ソケットリフト

ソケットリフト 矢印 ソケットリフト

これはインプラントを埋入する前に、その穴から空洞に向かって人工骨を入れ込むことで、シュナイダー膜を押し上げる方法です。非常に容易な術式ですが、勘が頼りの盲目的な処置です。
よってシュナイダー膜が破れてもわからないことが多く、大幅な骨増成は大変危険だと考えます。当院ではせいぜい5mm以下の高さを増すぐらいです。

下顎の奥歯(10%程度の患者様に骨再生が必要)

下顎の奥歯

長年義歯を入れていると骨吸収がおこり、顎堤がなくなり、よけいに義歯が動きます。
そしてまた顎堤(歯が無くなって歯肉だけになった部分)が吸収されます。下顎の奥歯には神経管が通っており、そこまでの距離が8mm以下の場合、インプラント埋入は危険です。

この場合当院では、大変難しい手術ですが、上に向かって骨再生することで、奥歯にもインプラント埋入できるようにします。